お菓子の力

今日　お買い物に行った時　ヨシゴンが　私は一言も「買う」と言ってないお菓子売り場に座り込み　じっくりオモチャ付きお菓子を真剣に選んでいた。
ここに居ればこの場所を絶対離れないので　その間私は買い物をし　レジの前に来ると　案の定ヨシゴンが
「これ買って」
と　モジモジしながらやってきた。
「これは高いから　駄目だよ」と　言うと
「そう・・・」と　『やっぱり駄目か・・・』って顔をして戻り
今度は最近興味を持ち始めてきた　ポケモンの指人形付きのお菓子（ほぼ　メインはオモチャ）
を持ってきて
「これは安いから　買ってくれる？」
と　再チャレンジ。

「ヨシゴン　自分のオモチャを片づけられるようになったら　オモチャ買ってあげるけど　お片づけ出来ないから　無理だよ」
「でも　お兄ちゃんが『これは安いよ』って　言ってたよ」
どうやら　数字の読めないヨシゴンは　近くにいた大きい子に　安いお菓子を教えてもらったらしい・・・

知らないお兄ちゃんに　声をかけるなんて普段からは考えられないのに
お菓子欲しさに　この超恥ずかしがり屋さんは　頑張って勇気を振り絞ったのかぁ！　
と感心してしまいました。
「それじゃ　せっかく優しいお兄ちゃんが教えてくれたから　お片づけちゃんとやるって約束出来る？」
それまで　モジモジしていたヨシゴンは笑顔で私を見上げ
「うん！　出来る」（まぁ　子供って　出来なくてもそう言っちゃうんだけど）
「それから　一人で寝られる？」（便乗して　もう一つ約束を付け足す）
「うん！　出来るよ」←満面の笑み（買って貰えると確信した笑顔）
「じゃぁ　買ってあげます。約束破ったら　オモチャはお店に返すからねー！」
「はい！　分った！！」（小躍り）

普段　買わないだけに　相当嬉しかったらしい（笑）
今日は健気さに負けてしまった　バカ親です。


そして家に帰ると　お片づけして　夜は２階に一緒にあがり　絵本を１冊読み終わると
「ママ　もう下に行って良いよ」
と　約束を守りました。


パパとリビングでPCをしていて３０分程経った頃　ゆっくり階段を下りて来る音・・・
ヨシゴンがニコニコし頭を掻きながら
「なんかさぁ　目が覚めちゃったんだよねー」
って笑ってるから　こっちも笑っちゃって、『約束が違う！』って怒れませんでした。
今日はパパが一緒に２階に上がって寝かし付けてくれました。